越乃景虎 龍普段晩酌で飲んでいただく酒だからこそ手が抜けない。さらりとした味わいでありながら飲み干すほどにまた飲みたくなる、そんなお酒です。
越後・栃尾の名水が育む晩酌の定番。淡麗でありながら飲み進めるほどに旨みが深まる、新潟の日常酒の真骨頂。
立ち上がりは穏やかで清楚な穀物の香り。米に由来するやわらかな甘みをほのかに感じさせ、派手さを抑えた落ち着いた第一印象。口に含むとさらりとした軽快な口当たりが広がり、五百万石由来の透明感ある旨みがゆっくりと顔を出す。甘みは控えめで、やや辛口の骨格がしっかりと通っている。日本名水百選「杜々の森の湧水」が生む超軟水の滑らかさが、辛さの角を丸め、飲み進めるほどに旨みの奥行きが増していく。バランスの良いコクが口中に静かに広がり、余韻はすっきりと短く潔い後切れ。一杯の後にもう一杯と手が伸びる、飲み飽きない淡麗の酒。
【日本酒データ】
原料米:五百万石ほか(新潟県産)
精米歩合:65%
日本酒度:+5.0
酸度:1.3
アルコール分:15〜16度
特定名称:普通酒
諸橋酒造株式会社(新潟県長岡市)
越後・栃尾の地に弘化4年(1847年)に創業した諸橋酒造は、上杉謙信が青年期に「長尾景虎」として名乗ったゆかりの故地に蔵を構え、その武将名に由来する「越乃景虎」を醸している。仕込み水には日本名水百選に選ばれた「杜々の森の湧水」と蔵の横井戸水を用い、どちらも超軟水。この水質が、辛口でありながら辛さを感じさせない、上品でまろやかな酒質を生み出す。「愛されている味を変えない、目の届く範囲の規模で、良いものを造ること」と語る7代目蔵元が受け継ぐのは、新潟の食文化に深く根ざした晩酌酒の哲学。飲み飽きない淡麗の酒を、日々のひとときに届け続けている。

