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田光・早春(三重/早川酒造)

鈴鹿おろしの寒風と清らかな地下水に助けられ、まじめで丁寧な酒造りをモットーに、親子たった2人で少量生産、精魂込めて酒造りを行う。
生産石高わずか150石(一年間で一升瓶15000本のみ)。
早春(そうしゅん)・田光(たびか)という2銘柄を醸す、三重県・早川酒造です。 完全な品質主義を貫き、「米は手で洗い、酒は袋で搾る、小さな酒蔵だからこそお届けできる酒もある」と蔵元は自負します。
一回の仕込みを総米700kgの小仕込み、昔ながらの木槽で搾り、一滴の水道水も使用しない。
そもそも、蔵には水道水が来おらず、蛇口を捻れば地下水が出てくるのですから、贅沢にも当然の事の様に洗米から地下水を使用する事になります。
清浄な水は酒造りには欠かせないもので、清酒を仕込む際、仕込む白米の量の約10倍の水が必要となり、造り方や品質に大きく影響を及ぼします。
鈴鹿山脈の霊峰釈迦ヶ岳の雪解け水は長い歳月をかけ、花崗岩に磨かれ地上に湧き出し、早春の蔵元で美味しい酒となり皆様の下へと届けられます。
各所で見てとれる工夫 蔵に入るとまず目に飛び込んでくるのは小さな甑(こしき:米を蒸す釜)。この甑の小ささから、仕込みの小ささが容易に想像できます。
仕込みを小さくするという事は、それだけ手間が増えるのですが、品質を考えると大変重要で、普段は大きな仕込みで酒造りを行っている蔵でも、鑑評会などのものや、大吟醸は小仕込である事を考えれば、その重要性はご理解いただけると思います。
一度に大量の米に水を吸わせると、吸水率が上下で変わってくるので、10kづつ手洗い、限定給水をします。なぜ10kgづつかというと、すぐ何パーセントか分かりやすいし、腰を痛めない為の工夫でもある。
驚くべきは、精米65%の純米酒でも作業は一切変えない事です。 大吟醸の様なコダワリを定番酒に持ち込んでいるのです。
ちなみに、早春で使用する米は日本晴をメインに美山錦を22BYから初めて使用、田光(たびか)という酒銘では雄町を使用する。 麹室が大きめなのは、昔は未納税で1800石くらい造ってたからですが、現在は早春、田光のみを醸す。 そんな製麹室にもこだわりが散見できる。
麹蓋法では、積替などの人手が必要であったり、作業性が難しい。麹箱法(15kgのやつ)では温度のムラがでる。だから、早川酒造ではその中間(10kg)を取っている。どちらの良い面も出る様にとの工夫なのです。
麹米の温度管理も、数本ある温度計の誤差もしっかりと補正しているのは、驚きの事実です。
タンクはサーマル的なもので、冷水が回るようになっている。通常のサーマルタンクは外周に冷水が回っているだけが、このタンクは、中のスクリューにも冷水が回る様になっているので、外と中の温度を均一にしてくれる。また、温度計が上、中、下と3本付いているので、更に抜かり無い。中のスクリューは櫂棒の代わりとして回り、しかも自動制御。しかも、米を潰さない様に正回転、逆回転もする。
ただし、早川酒造ではスクリューはほとんど回さない。理由はやはり、米をなるべく潰したくないからです。
3本全てをこのタンクにしたのが15年前。このタンクを全てに使用しているのは、大手の酒母タンクぐらいと思われます。が、15年前からというのは驚きです。 搾りは昔ながらの木槽によるもので、1日目は自重だけで。生や火入れだけでなく、攻め、荒走りなど、搾りの部分ごとのアイテムも楽しい。
この様な妥協無き酒造りを貫いているにも関わらず、価格がリーズナブルである事に、更に驚かされます。 小規模蔵だからこそ・・・と言うよりは、手間というコストをあまり考えていない様に思えますが、いずれにせよ、最高レベルで安くて美味しいお酒なのです。
毎日飲むお酒だから、安くなくてはいけない。毎日飲むお酒だから、美味しくなくてはいけない。だから、毎日お酒を楽しんでほしい。早春のお酒には、そんなメッセージが隠されているような気がします。







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