下剋上シリーズ。
ひとシーズンに1本だけ、打倒井島杜氏を掲げ1本だけ純米大吟醸を仕込み、下剋上を企てる。
昨年ついに井島杜氏と対決が実現。結果は販売本数で【シンイジマ】が勝利…「まだまだお前らには負けてない」と勝ち誇る杜氏・井島。
大敗したにもかかわらず、お客様からの評価をもとに「味では負けてない」と、口でも負けない3人の弟子。
そこで、再戦!リベンジ?のチャンスを頂きました。
R5BY
商品特長
梨やリンゴのような果実と、ほんのかに感じる瓜やスイカのような水菓子の優しい香り。甘味と酸味のバランスがよく、飲み口としてやや辛口の印象ながらも穏やかで麹由来のほのかな甘さと味わいを感じます。後半に
は米本来の穀物感もあり、柔らかさの先にある芯の強さをお楽しみくたさい。
酒屋・もと屋(佐藤元)
二期目を預かった麹造りでは、思い通りの突き残精をつくることができ、適度に奥行きがあるスッキリとした味わいを出すことができたと思います。
酵母づくりでは、当蔵ではこれまで未使用だった酵母を初めて選定し、時間が経ってもしっかりとした香りとふ味を楽しめる酒質に仕上げる事ができました。
醪屋(中川英樹)
今年の米は非常に硬く、全然溶けませんでした。AB直線、BMD値ともに理想的な数値で管理できました。熟したメロンの様な薫やかな香り、口に含んだ時のふくみ香をお楽しみいただけます。
釜屋(西村裕哉)
今年は、米が硬く吸水に苦戦しましたが、何とか許容範囲の吸水率に収める事ができました。出来上がったお酒は、果物の香りがあり、後味も爽やかに仕上がりました。
【R5BYデータ】
原料米:山酒4号
精米歩合:50%
日本酒度:-4
酸度:1.9
アミノ酸度:0.9
アルコール分:15%
仕様:一回火入
最終章として、ついに師匠・井島杜氏との対決が実現!
同じ酒米を使って醸したこの戦い…見事、下剋上なるか?はたまた返り討ちに合うか?!
R4BY
リンゴジャムの様な柔らかく甘い香りが立ち、優しい口当たりが軽快にサラサラと飲み口をすすめます。
香り、余韻ともにバランスよく食事にも合わせやすい。ライトで飲みやすい仕上がり。
麹屋・もと屋(佐藤 元)
今期から麹室も預かる事になり、より一層担当するバートが増えました。麹は全量突き破精麹を造り、酒母は二種類の酵母をブレンドする事で、香り高く力強いモトをつくりました。
醪屋(中川 英樹)
昨年と違い米が溶けづらかったが、温度、BMD値が理想的な醪管理を行うことで麹本来の風味をお楽しみ頂けると思います。
釜屋(西村 祐哉)
全量600キロをひとりで洗米しました。
限定吸水で洗米を行い、完璧に近い状態の吸水率、理想的な蒸上がりで仕上げた米で仕込みました。
【R4BYデータ】(2022)
原料米:山酒4号
精米歩合:50%
日本酒度:±0
酸度:1.5
アミノ酸度:0.7
酒母:速醸
火入:一回火入
アルコール分:15%
日本酒造りが4造り目となる若手3人だけで純米大吟醸を1シーズンに1本だけ仕込み、立派に峰乃白梅の華になれる様に、三つの蕾が力を合わせます。
円やかでスッキリとした全体像、角を感じさせない柔らかな質感が特徴的。
フローラル香とシンプルな甘味に低めの酸という第一印象から、時と共に渋酸が現れ全体を抑制する。
洋ナシのタルトやブリオッシュを思わせる香ばしいニュアンス、クリーミーな質感。
アルコール感の少なさ、ふわりとキレるやさしさ、素晴らしい飲み心地に仕上がっています。
【R3BYデータ】(2021)
原料米:山酒4号
精米歩合:50%
アルコール分:15%
日本酒造りが3造り目となる若手3人だけで純米大吟醸を1シーズンに1本だけ仕込み、立派に峰乃白梅の華になれる様に、三つの蕾が力を合わせます。
コメであるのにフルーツの様なジューシーな味わいを醸し出す山酒4号を割れずに磨ける限界の50%まで精米。果実様の香りには、瓶貯蔵の期間と瓶火入れのタイミングを長めにした事で酢酸イソアミル系の熟した梨やメロンを感じる事ができます。
口に含むと柔らかい甘味が全体的に広がり、喉越しには奥行きのある酸味がスッキリと感じられ、その優しいさんみが余韻として楽しめます。
しかりとした味わいのあるお酒に仕上がっていますので、食中酒としても料理を引き立てます。
【R2BYデータ】(2020)
原料米:山酒4号
精米歩合:50%
日本酒度:-0.1
酸度:1.9
アミノ酸度:1.0
アルコール分:15%(原酒)
火入れ:1回